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連載小説 「壬之御門奇譚(おおいのみかど きたん)」 Act.1 #16

更新日/2023.03.28

言いながら天使の如き笑みで微笑み終えて学校長と教頭が壇上から降りると全員起立と手をすっと上へと上げながら声がかかりそのまま行くよと言われて回れ右をしたのち生徒たちの様子を確認しながらそのまま館を後にして戻るべき教室へとそれぞれの学年、クラスごとに列を成して戻っていく、楓花達もまばらながらに列を作り教室へと戻り、お疲れ様~ゆっくり自由に座ってくれとふらふらと手を横に振りながら桜雅が声をかけてそれぞれに座り目線と体を桜雅の方へと向け、桜雅が教卓の様な場所に一人立ち、眼鏡を

人差し指でくいっと上げる。

「改めまして今日から一年間君たちの担任を務めます。一年一組担任坂田桜雅です。呼び方は君たちに任せます。教科は社会科。地理歴史公民の三つを担当します。まずは今日一日お疲れさまでした。こうして君たちの顔を見ることが出来て会うことが出来て嬉しく思います。これから仲良く楽しく一年過ごしていきましょう。これからの予定を発表します。今日はもうこれでホームルームは終わり、これからここまで一緒に来たコンシェルジュさんたちと寮に行って疲れたと思うからゆっくり休むこと。どこか行きたいときや要塞都市内に行きたいときは迷ったりするのを避けたいのでコンシェルジュさんか一緒にここまで来た二年や三年の先輩たちと行ってください。明日は校内案内をしたのちに自己紹介をしていこうと思うから自己紹介の資料は後でそれぞれの端末に送っておくので確認するように、おっといきなり雨と雷が酷いな…今日はこれまで皆濡れないように気を付けてね、それでは解散」

→→→ #17へ続く

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